Go!プリンセスプリキュア 第17話『まぶしすぎる!きらら、夢のランウェイ!』

きららが「ボワンヌコレクション2015」で母親のステラと同じ舞台に立つことになったお話。
子供が親を好きなように、親だって子供が大好きと云った内容でございまして、その母娘の愛情を丁寧に描いたエピソードでございました。
多分きららに友だちがいないことを口には出さないでいたけれど心配していたのでしょう、謎のヌルヌル頬ずり動画(笑)でその嬉しさが表現されていたところもポイントは高かったですね。
そして娘の見せた緊張をきちんと読み取りそれを取り除こうとしていたところにも交換が持てました。
他の作品で説明が足りないと「尺が」と書くのですが、この作品を視聴しておりますと単に脚本の出来が拙いだけなんじゃないかと考えてしまいます。…まあオリジナルと原作付きを同じ尺度では語れないのでしょうけど。
きららが新しいドレスアップキーを手に入れまして、これで残るははるかと云うことになりました。

アルスラーン戦記 第八章『裏切りの英雄』

ファランギースギーヴが合流、カーラーンを捕らえようとしたが死亡させてしまった、というお話。
「頭のいいやつは」とナルサスは評しておりましたが、騎兵を従えて細い山道を進軍している辺りにカーラーンの限界が見えましたね。
展開は先刻ご承知ですが、飽きずに視聴させてくれるところはアニメ制作陣のお手柄でございます。
原作イラストを見た時はそれほど気にならなかったのですが、戦場でファランギースのあの衣装は些かエロすぎかと(笑)
動く作品はこういう所が楽しくて仕方ありません(笑)
次回は銀仮面との対面かぁ、実にスピーディでステレスなしでございます。

ベイビーステップ2 第8話『進化のスピード』

関東大会進出をかけた栄一郎と宮川の熱戦終了。
お互い背水の陣でございますので、どちらにも勝たせてあげたいと考えながら視聴しておりました。こう感じさせるところが作劇の重要な要素でございますね。
勝負というものは実に残酷でございまして、勝者は常にひとり。その残酷さ故にスポーツは美しく感じられるのかもしれません。
息詰まる頭脳戦を制して栄一郎くんは「次」へ進む権利を獲得しましたが、まだなにも始まってはおりませんで、彼が自分の生きる場所を作るためにはひとつも負けることの出来ない戦いはまだ当分続くことに。
絶対に負けられない戦いとはこういうことでございますね(笑)

ミカグラ学園組曲 第7話『十六夜シーイング』

ルーキー戦決勝で無所属の一年生藤白おとねに敗れたアスヒをエルナたちが慰めたお話。
「普通の」作品であれば今回のエピソードは必要だったでしょうし、これによって登場人物たちの心の距離がこれまで以上に縮まった「良い話」として認識されたのでしょうが。
こんな主人公の作品では不必要!(笑)
いや、エルナが感受性の強いキャラであれば問題はないのですが、彼女の場合「妄想」だけですからねぇ、傷つく事のない主人公に良い話は要らないってことなんですよ。
定石を外した作品は定石のエピソードを持ってきても意味は無い。今回はそういった思いを強くいたしました。

ガンスリンガーストラトス 第8話『戦場/流血の代償』

レミーの無差別攻撃に為す術もなく倒される適格者たちの前に、砂嵐の中から帰還した徹が最優先すべきことがあると伝えて、というお話。
両世界の適格者たちが協力して戦う展開は、争う以外で共存の道を探すきっかけになりそうでございましたし、これまで殺し合いをしていた両陣営が手を取りあう熱いものになったはずなのですが…。
そこに至るために必要なのは両陣営の適格者各々のキャラが立っていることでございまして、しかし本作品ではそこが十分とは言えないのが残念でございます。
次々と倒れる適格者が描かれておりましたが、倒れていく登場人物のデータが不足していたものですから共感や惜別といった感情が刺激されませんでした。惜しい!
と云う事でレミーを通してのタイムキーパーの思惑を一旦は排除。ただ火種は別の人物に引き継がれたようでして、結局事態はタイムキーパーの思惑通りに進んでいるようでございます。

Fate/stay night [Unlimited Blade Works] #20『Unlimited Blade Works』

士郎とアーチャーの戦いは続く。
本当にアーチャーの目的が士郎を殺すことだけなら、戦いが始まった時点でもこの最終局面の時点でも実力差は大きそうなので簡単に目的は果たせそうに見えたのですが、そうしないで延々と会話を続けているのは違う目的があるような。
もしかすると過去の自分に今の自分を説得してもらいたい、あるいは忘れてしまいかけている原点を思い出させて欲しいのかもしれません。
今の自分は辛すぎるからといって始まりが辛いとは限らない。切嗣からの借り物の信念ではなく、自分自身で決め目指したものという確信。それを士郎から聞きたいのかもしれませんね。
と云う事でこの自分との対話の決着は次回。
ランサー、英雄としての生き様を貫く。
実に呆気無く綺礼が殺されてしまいましたが、本当にあれで最期なのかなぁ?
彼のこれまでの言動を見せられますと、まだ仕掛けがありそうな気もしているのですが、サーヴァントであるランサーが消えたってことはマスターである綺礼が死んだってことでしょうから退場確定なのでしょうね。
アーチャーと士郎の決着ももうすぐ付くでしょうし、最後は前回の聖杯戦争から持ち越しされているセイバーとギルガメッシュの対決になりそうですね。

プラスティック・メモリーズ #08『知らない花火』

冒頭「本体」はそのままで「OS」だけを書き換えることを希望する老婆が登場しましたが、そのお話は放置され(次回に描かれる可能性も…、あるのかなぁ?)て残念でございました。
ギフティアと人間の関わり方は千差万別でしょうし、様々な関係性を何故見せてくれない!と画面に向かって叫んじゃいましたよ(笑)
本作はツカサとアイラの物語であることは承知しているのですが、その二人の関係を見せる意味でも周辺事態を描き間接的に浮かび上がらせた方が切なさは倍加すると思うのですけどねぇ。
エルとアンディのエピソードも同様でございまして、これだけでひとつのエピソードとして見せて頂きたかった。
そういった様々な過程を経て感情が高まるからこそ終盤のツカサの告白に視聴者として共感できるとんじゃないかと。
それとは別に。
本体の老朽化よりOSの方が先に駄目になるという話に納得がいかなかったのですが、考えてみるとそれだけ生活して蓄積さられ「記憶量」が膨大であり、バックアップに逃すことも記憶容量の増加も(本体の容積の関係で)できないって事なのかと納得。
でも今の時代でもクラウド上にデータを移行できるのですから、記憶だけ別の場所に移しておくことは出来そうなんですけどね。その辺に上手い「嘘」が欲しい処でございます。

シドニアの騎士 第九惑星戦役 #07『鳴動』

重力子放射線射出装置の実験は成功したかに見えたが直後暴走を始め、挙句爆発を起こし消え去ってしまう。だが小林はさらなる改良を命じるのだった。その頃谷風はリア充していたというお話(笑)
今回もシドニア自体は深刻なお話でしたし、ラストシーンで移民たちの身にもただならぬ脅威が訪れていたようなのですが、それら全てを谷風パートが中和(笑)
前シリーズは深刻さ一辺倒で正直視聴しているのが辛いところもあったのですが、つむぎの登場が作品自体を大きく変えてくれましたね。
人類が直面している深刻な事態に変わりはない、どころかある意味破滅へ一直線のようにも見えるのですが、つむぎが希望の象徴として働いてくれているから以前のような絶望を感じないでいられるのでございます。
もっともつむぎがこのままでいられる保証など何処にもございません。
いやそもそも落合によって創りだされた経緯を考えれば、彼女(?)の行く末もまた破滅しかないのかもしれませんが…。
つみぎの未来がどうなるのか、そしてその未来が谷風にどのような変化をもたらすのか。その時を待ちたいと思います。

食戟のソーマ 第8話『発想と想像の協奏曲』

遠月学園名物の宿泊合宿が始まったお話。
既成概念も大事だけれど、それにとらわれすぎて自由な発想を失ってしまうのでは料理人としての進歩発展はありえない。
同じ仕事しかできない料理人の料理は新鮮な驚きが失われてしまいますし、若い彼らはまだそうなって欲しくないという審査員の親心…、とは見えませんでしたが(笑)
アルディー二兄弟先行。
鴨はなぁ、羽毛をむしりとる作業をしたことがございまして、捌く状態にするまでが大変なんですよぉ!
それにしてもあの兄弟はどうやって鴨を捕まえたのか謎でございます、そこは大事ですよね?
さてあの料理を見せられて創真はどんな趣向を凝らしてくれるのか、次回も楽しみでございます。

やはり俺の青春ラブコメは間違っている。続 第7話『されど、その部屋は終わらぬ日常を演じ続ける。』

ヒッキーは忍耐強いし真面目だよなぁ。おっさんだったら殴ているか縁を切るんですけどねぇ。
でもそれをしたらいろはの立場が悪くなってしまうでしょうし、頼まれて参加している以上そこまでは出来ないと考えているのでしょうね。
一度引き受けたことは不平不満を抱えていても最後までより通そうと努力する。…なんでモテないのか不思議でございます(笑)
そんなヒッキーでも人の心の中までは立ち入ることは出来ませんから、奉仕部の状態は最悪。
今の若者は沸点が高過ぎるのが難点で、こうなる以前に腹を割って爆発していればと考えるのですが、そうなるとこの作品自体が成立しませんね(笑)
爆発することがないまま各所でやり場のない怒り・戸惑いが蓄積されておりまして、いやホントに胃の痛くなる展開が続きます。

レーカン! 第7話『にぎやかな、年明けです。』

年末から年始にかけていつも以上に霊たちに付きまとわれる天海だった、というお話。
今回も1話を通しての筋立てがございまして、やはり見易くなっておりました。毎回こう行った構成ですと嬉しゅうございます。
あと、毎回ゲスト霊を登場させてくれますともっと嬉しいのですが、そこまで望むのは贅沢なのかもしれませんね。