SF恐竜ドラマ「プライミーバル」全6話

 たまにはアニメ以外の「観たもの」の感想でも。お正月という事で3日集中放送されていました「プライミーバル」をこちらも集中して視聴いたしました。多分イギリス製だと思いますが、詳細はしりません(笑) 海外のドラマの良い所は「知っている役者さんが誰も出演していないところ」かもしれません。いえ、全部が全部そうと言う訳ではございませんで、海外ドラマの中には著名なスターが出演している時もあるのですが、有名俳優さんでも日本人である私には名前と出演作くらいしか思い浮かびませんから、同じ事でございます。
 このドラマの場合、CGを使ったSFXは日本でも製作可能だと思う程度のものでしたが、では出演者が日本人だった場合どうだったかと考えますと、多分これほど集中して視聴はしなかったと思いました。何が言いたいかと申しますと「役者」の存在が「役」よりも前に出ていて作品が楽しめないということでございます。
 上手い役者さんは個性を消して役柄を優先してくれますが、そういう例はめったにありませんからどうしても「役者」さんの方ばかりが気になってしまいます。まあ、気になるのなら観なければいいのであって、実際日本のドラマはほとんど観ていないような状態でございます(笑)
 で、本作は多分作るだけなら日本でも可能かと思いますが、明らかに子供相手の内容に見えて主人公は「おっさん」でしたし、当然のように「大人の恋愛」を匂わせる場面も用意されていたりと、多分この脚本は日本では通らないと感じました。「作れそう」「作った」の間にはとてつもなく深くて広い川が流れているようです。
 さて、大まかな流れは突如開いた時空の裂け目から先史の恐竜が飛び出して、それに対応するチームの物語ということなのですが、チームの柱となる主人公(おっさん)と失踪した奥さんとの因縁や、政府の職員とおっさんの恋愛なども描かれていて楽しく視聴できました、ラストシーンまでは!
なんだ、あの終わり方は!(笑)
 いえ、ひょっとすると本国ではまだ続いているのかもしれませんし、もしくは次期分が製作されているのかもしれませんから断定はできませんが、これでは蛇の生殺しというものでございます。どういう終わり方だったかは書きませんが、NHKもひどい事をするものです(笑) 少し前にBSで放送されていた「FBI失踪者を追え!」が突如CSに移籍した時と同じくらいの残尿感(笑) でした。あ〜あ…。