山賊の娘ローニャ 第9話『ぬけられない雪の穴』

冬になってローニャはマッティスから譲り受けたスキーで野山を駆け巡っていた、というお話。
以前も書いたような記憶があるのですが、こういう何もない(実際にはローニャの周囲には色々あるのですが)物語は好みでございますので、四季の移り変わりを描いている今は好ましく推移しているのですが…。
ただそうであるのならばもっと描けるものは多いように思えまして、雪の冷たさ、その中の暮らし、真っ白に見えるけど色々な顔を隠している風景などですね。
もちろん段々と上達していくローニャのスキーの腕前もそうなのですが、変化に乏しいと申しましょうか見せ方にもう少し工夫とテンポが欲しいですね。
「ギャハハ」と笑わせるだけではなく、そろそろ世界の美しさや厳しさに驚嘆するローニャを見せて頂きたいものでございます。