SHIROBAKO 第5話『人のせいにしているようなヤツは辞めちまえ!』

サブタイはタローに向けられたものだとばかり考えておりましたら意外な人物に向けられたものだったのですね。…まあタローにこんなこと言っても通じないのでしょうけど(笑)
現状に甘んじることなく自分自身が時代の変化にも対応できるようにならなければダメだ、人や時代のせいにして今の場所から動こうともしないような人間が長く働くことなんてできないんだよ、というのが板野さん(いや「北野さん」でしたねw)のお言葉の意味だったと思いますが、遠藤さんはその言葉の意味を受け止めたようでして好感度アップでございます。…やはりタローとは違うなぁ(笑)
タロー考その1(「2」があるとは思えませんがw)
このようにいい加減の権化のような人物に制作進行させている武蔵野アニメーションもどうかと思いましたが、この打たれ強さは本当は貴重でございます。
人間は必ず失敗をします。どんなに注意深く行動下としても間違いなく失敗します。そういう生き物なのですから仕方のないこと。で、普通の人間は同じ失敗をしないよう反省し糧とするのですが、…違う失敗をします(笑)
もう何回も何回も失敗をしてある日突然心が折れてしまうものなのでございます。
さて、タローのような人間はそういうこととは無縁であり、そうでない人間からすると存在自体が腹立たしいのですが、「あんなに失敗を繰り返しても動じないサイテーの人間でも許されるんだ」と職場において彼のような存在は「救い」になるのでございます。
効率ばかりを優先させた不況の折には彼のような社員を真っ先に切り捨てましたが、結果職場には余裕というものも消え失せてしまったように感じております。
まあ確かに腹は立つんですけどね(笑)
失敗していいんだということではなく、怒られても気にしないへこたれない。その精神の強さこそ彼の真骨頂でございます。…水島努監督自身が「モデルは昔の自分」と語っているようですが、その心の強さがあるからこそ総集編2本の作品(笑)を作れた原動力と考えれば納得でございますね。
対岸の火事と考えていたみゃーもりでしたが飛び火して来て大変なことに。顛末は次回へ。