SHIROBAKO 第3話『総集編はもういやだ』

4話のあるぴんの泣き顔がリテイクとなり武蔵野アニメーションはいつも以上のスケジュールに追われることとなった、というお話。
不穏なサブタイですねぇ(笑)
夜も昼もなく働き、次々と襲いかかってくる(笑)トラブルに対処して何とか4話完成。その努力の成果はたった1カットでしかございませんでしたが、本編全てがファーストカットとラストカットのためにあったという構成は上手すぎましたね。
てんてこ舞いな彼らのお仕事を見せられて笑うしかなかったのですが、こんな生活が毎日毎日延々と続くとすると私にはとても耐えられそうもございません(笑)
それこそ「ブラック企業」そのものなのですが、多分他の業種と決定的に違うのは努力がフィルムという形となり、評価がすぐに返ってくるという処でしょうか。それがあるから頑張れるのではないかと。
もちろん彼らのお仕事の環境が良くなるに越したことはないのですが、その環境とは「お金」なのか「時間」なのかで解決策は異なるでしょうし、それが両立するとは考え難かったり致します。
まあそんな事を水島監督がこの作品を通して問いかけているとは思えませんで、一番大切なことは仕事に対する姿勢そのもののような気が致します。
何に対して真摯に向き合うべきか。
それこそが監督の問いかけているものではないでしょうか。
今回は切羽詰まった状況をノンストップで見せることで視聴していたこちらも嫌な(笑)臨場感を味うことが出来ました。…ホントにただお仕事をしているだけなのに良いエンタメに仕上げるものですねぇ、感服。