SHIROBAKO 第2話『あるぴんはいます!』

えくそだすっ!」3話を何とか完成させるめどが付きホッとしたのもつかの間、4話のダビング最中に監督と演出が「あるぴん」の設定で熱くなり始めて、というお話。
確かに作っている内にキャラも成長するでしょうから、途中で再確認するのは悪いことではないのでしょうけど、制作指揮官の監督がこの段階でそれを言い出すと現場は混乱必至ですからねぇ。
そういうことは制作に入る前に固めておけ!(笑)
木下監督は水島精二さんが(外見の)モデルらしい(ネットでお写真を拝見した処そっくりで笑う)のですが、この辺の熱さはどの監督も同じなんでしょうね。でも皆諸般の事情(制作費や残り時間など)を考えて余程のことでもない限り我慢している、と。
う〜ん、それでも最善を目指すために無茶を押し通すか監督を非難する気にはなれませんが、最終的に出来上がったフィルムが無残であれば過程はどうあれ(そして視聴者に過程は見えませんから)罵倒するとおもいます(笑)
社会人のお仕事ってそういうものでございまして、結果以外に判断する材料はないのですから仕方のないことですね。
でもその努力が上手く行けばアニメファンは支持シてくれると信じておりますし、そうでなくてはいけませんね。それ以外に彼らのお仕事が「次」につながるすべはないのですから。
録音スタジオ内部と制作会社の会議室だけのお話だったのですが、「動き」はキャラがヌルヌル動くことだけではなく「心」が動くことでも見せられるのだと感心させられたエピソードでございました。
激論の果てに会議室の机の上に現れた「あるぴん」たちは制作者たちが作り上げ「命を吹き込まれた」瞬間、大げさに書けば「ビーナスの誕生」でございましたね。
しかし結果スケジュールは大幅に遅れることに。…次回のサブタイトルがヒドイなぁ(笑)