東京喰種トーキョーグール 第12話『喰種』

ヤモリに拷問されているカネキは身内のリゼと対話いていた、というお話。
肉体的にはヤモリに責められておりましたが、カネキの欺瞞をリゼが精神的に責める方がこのエピソードの核心でございまして、戦わなければ何も守れないと言う事に洗脳成功。
いやあのリゼは本当に残留思念なのか、それともカネキの深層心理が生み出した幻影なのかは定かではございませんが、白一色の背景とピアノだけで感情を表現したBGMの演出の見事さに他のことはどうでも良くなりました(笑)
これでこの作品が「食うか食われるか」という自然の摂理だけに特化していたらもっと共感できたのでしょうが、そうなると今回のヤモリの拷問など「生存のための捕食」とは無関係な残酷描写は必要なかったわけでして、そういうものを売りとして見せてきたことが此処でのカネキくんの葛藤を台無しにしているように感じてしまうのでした。
覚醒したカネキ。
さて隻眼の王が待っていそうな気もするのですが、今のカネキくんで勝てるのかなぁ。次回が最終回かな?
9月29日補足
録画指定が変更にならなくて「?」と思い調べてみましたらこの回で終了だったようでございます。
いやこの段階で終了ってどう考えてもおかしいよなぁ。そういえばマンガの連載も終了したようで、そちらは拝見したのですが完全に打ち切りといった感じで、う〜ん。
まあ確かに色々と危ないネタだとは感じていたのですが、少なくとも13巻まで連載していたのですから人気はあったと思うのですが、…圧力?
それはともかくアニメ版はもう少し何とかならなかったものかと。せめて「あんていく」のメンバーとカネキくんが合流するところまでは描いていただきませんと尻切れもいいところですよねぇ。
あの終わり方では何の評価もできませんで、ここ数年視聴してきたアニメの中では最悪な幕引きだったかと。