スペース☆ダンディ 第24話『次元の違う話じゃんよ』

ダンディの昔の恋人カトリーヌが現れて、彼女にストーキングしているこれまた前の恋人ポールとのトラブルを話しだして、というお話。
うむ、こうして骨格だけを抜き出しても古いラブストーリーを作り上げられそうですし、それはそれで楽しい作品になったのでしょうけど円城塔さんの脚本ですから一筋縄ではいかないわけで。
沢城みゆきさんが色っぽい声で演じたいるのがただの四角形な時点で笑うしかなかったのですが、様々な次元が同じ次元に存在するという大変な事態が発生していたり、カトリーヌの「ワープした前と後は同じじゃないのよ」という、この作品の根幹に関わることをサラッと述べていたりと、重要なエピソードだったのかもしれません。
4次元人のカトリーヌが見るダンディは何人いるのかわかりませんでしたが、ダンディ自身はそのことを知ることは出来ないという実にSFした内容で、これまで何人のダンディが死んだり宇宙が消滅しても次の週には何事も無勝ったかのように再開していた説明はこれでつきましたね。
まあそういった内容を含んでいたとしてもこのエピソードのメインは昔の恋人のために頑張るダンディのダンディな振る舞いな方でして、古いタイプのカッコよさがよく表現されていたエピソードでございました。