団地ともお 第38話『クラブ活動は昼寝の時間じゃないぞともお/猫は動くから注意しろともお』

Aパートは活気のないクラブへ潜り込んで活気付かせては別のクラブへ渡り歩く5年生岡松くんのお話。
それぞれの活動内容に合った「雰囲気」というものがございまして、全てのクラブの「みてくれ」が活気溢れている必要はないんだよなぁ、そう考えますと全ては岡松くんの一人相撲なんですよね。
しかし別の視点で見れば、彼の行動は「応援団」そのものでございまして、最終的に収まる所に収まったといえなくもございません。
それにしても高山みなみさんの声の存在感は凄いなぁ(笑)
Bパートはよしもとのポケットから出てきたものは1年前に転校していったクラスメート春日から借りていた消しゴム。それをともおと共に返しに行ったお話。
ポケットには夢が詰まっていると歌の歌詞にはございましたが、子供のポケットには同時に挫折も詰まっているようでございます。大人の事情に振り回されても子供ではどうにも出来ないわけでして、その哀切が見事に描かれておりました。
世の中の無常に接しながら子供は成長して行くんでしょうねぇ。ともおの「もう二度と会わなくても春日はお前のことを忘れない」という台詞が哀しくもあり救いでもございました。