京騒戯画 #09『どうしたらいいかみんなで考えよう』

鏡都を存続させる手段を考えている最中、石田明恵がコトを暴走させて、というお話。
創造は破壊と混沌の後にしか達成できない、と云うことなのかなぁ。
明恵は薬師丸のためにこの世界を残したかったのかもしれませんが、当の薬師丸は過去に引きずられ過ぎて未来を歩くことに躊躇していたということなのか?
でもその執行猶予も限界に来ていて強制的に歩くことを促すためにコトを鏡觥へおくりこんだのかなぁ。
「かもしれない」ことばかりが積み重なってこの段階でも全体像が見えておりませんが、ひとつ確かなことはこの作品の主人公が薬師丸だということが分かりました(笑)
…いやそれも違うのか。
家族というあり方を、その家族を構成する者たちすべての視点で描いているということなのかもしれませんね。
男親には男親の、母親には母親の、兄や姉そして末っ子。それぞれが違う考え方で、でもひとつの家族を見ている物語なのかもしれません。
薬師丸が歩き始めたことで事態は終わりに向かって進む…、いや始まりに向かっているのか。