俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 第10話(終)『①人生は、選択の連続である ②人生は、洗濯の連続である』

呪い解除のミッション成功という最終回。
最終回ですのでこれまでの伏線を全部回収してきれいに終わらせることも可能だったのでしょうけど、まあこういった有耶無耶な終わり方もこの作品らしくていいのかもしれません。
強制選択は終わっても、作中で語られていた通り選択は延々とそしていつでも迫られ終わることはないのですから。
しかしそもそも奏が何故選ばれたのかですとか、会長は何者ですとか、女の子たちのこれからはどうなるのかなど、積み残しが多かったのも事実でございまして、多少モヤモヤしてはおります(笑)
内容につきましてはそういった感想で、不満といえば不満、満足といえば満足と不思議な作品でございました。
で、夢想したのはこの作品を京アニが作ったら全く違ったものになっただろうなというもので、「日常」で見せてくれた動かすことで笑いを生み出す効果が欲しかったかなぁ。
こういったナンセンスアニメの場合、シーン毎の熱量がございますと作品全体の熱量もアップいたしますし、なによりメリハリが付きますのでもっと盛大に動かしていただきたかった。
もちろん「予算」との兼ね合いもあって動かせなかったのかもしれませんが、素材も良かっただけに惜しく感じられました。