団地ともお 第34話『お星さまにお願いともお/当座の目標が大事だぜともお』

Aパートは学校の課題で天体観測をするともおたち「団地組」のお話。
当然のようにともおの興味はそっちにはなくて優等生のみつおを怒らせてしまうのですが、まあこの頃の男の子なんてこんなものだ(笑)
怒られたともおはひとりで観測をする羽目になりましたが、当然ともおに天体の知識などなく途方に暮れるるのですが、そこに友達が現れて皆で観測をするといった友情のエピソード…、だと考えていたら、そういう弟たちの面倒を見てくれる君子のお話でもあったり致しました。
一つのエピソードに複数のネタを仕込むのはこの作品のいい処でもございます。
ともおもそういう姉の存在を理解したようで「ばか」とは叫ばず、天体観測から得たばかりの知識から女性の象徴として「アルテミス!」と叫ぶオチに笑わせていただきました。
Bパートは境域実習に来た真壁ケンジ青葉に一目ぼれしたケリ子が、青葉の「自分のいる2週間の間に目標を立て、僕はそれを応援するから達成しよう」という提案に右往左往するお話。
いじらしいケリ子の気持ちが伝わってまいりまして、描かれていたものは可笑しさ満載だったのですが甘酸っぱい気持ちになりました(笑)
好きになった相手にいい処を見せたい認めてもらいたいと奮闘、しかしどれも上手く行かず沈んでいく気持ちに向き合わなければならなかったケリ子は子供時代の自分だなぁ、と。
そういうケリ子の傷口に塩を塗るともおに子供の残酷さを見せられました(笑)