団地ともお 第32話『守り守られ生きていくともお/プレミア感を出していこうかともお』

Aパートは1年生の辻野の世話をしたところ「お兄ちゃん」として扱われたことで責任感に目覚めたともおのお話。
で、辻野くんのお兄ちゃんとして振る舞うわけですが、そこはともおでございますので色々と危なっかしい処はございましたが、それを受けてそうした部分をフォローして回る姉の君子のお話に繋がりました。
おっさんの子供時代は年齢の違う子供たちが一緒に遊んでおりまして、こういう光景は日常だったなと懐かしい気持ちになりましたし、君子の年長としての損な立場も「分かる分かる」と同情したり(笑)
年下の子供の世話を焼き、姉の君子を庇いながら恩に着せようなどとは微塵も考えていない辺りがともおの良いところでございます。…君子も弟の良いところは認めていたようですけど、兎に愚痴をこぼすのは止めておいた方が(笑)
Bパートは根津が持っている「スポーツ大佐」の初版本からともおが「プレミア」を収集するお話。
この時点でともおは理解してはいませんでしたが、最終的に手にした仲間の写真の価値を知るのは10年後ではなくもっと後になるでしょうね。
二度と同じ人間が揃うことはないけれどその時その場所で遊んだ記憶を呼び起こすスイッチとしての写真の価値を知るには長い時間が必要なのでございます。
値段の付かないプレミアこそ本当のプレミア。そう云うお話でございました。