宇宙兄弟 #84『スーパンダマン』

ムッタは自分の提案した大容量アンテナと月面望遠鏡を作るため時間短縮の方法を考えだす。それを見てケンジは焦りを募らせるが、その時ケンジは娘風佳の言葉を思い出して、というお話。
この辺はアポロ13号を描いた映画やドキュメンタリーを思い出しまして、発想の柔軟性の大切さがよく描かれておりました。
使えるものは何でも使う。ルールは大事ですがルールに縛られてしまいますと肝心なこと、つまり「成し遂げる」が犠牲になってしまいますので、常にルールを疑う意識は必要ということなんでしょうね。
そして「無理して頑張って」に泣かされる(笑)
人生の岐路に立っているケンジに必要なものは一心不乱な頑張りに尽きまして、今頑張らないでどうするという意味を込められたこの言葉を聞かされて「頑張らなかった」おじさんは涙を流すのでございます(笑)
冒険者」にとって窮地においてのユーモア、苦難の時の笑顔は必要不可欠な旅の道連れでございまして、無理な頑張りも同じですね。
その頑張りが報われるのかどうかは分かりませんが、少なくとも何もしなければ道は拓けない事だけは確かでございましょう。だとすれば歯を食いしばって無理を押し通すしかございませんね。
もっともこれは娘に言われたから素直に受け入れられたわけで、他人に言われても反発しかしないよなぁ…、などと考えたからおじさんは頑張れなかったのかもしれません(笑)
柔軟に考えたり必死に頑張ったりする二人に報われる未来が訪れるといいのですが。