キングダム 第2シリーズ 第21話『盗賊対軍略家』

初戦で大敗した秦国軍だったが、蒙将軍の二人の副将王せんと桓騎が戦いを始めると戦況は変わり始めて、というお話。
やはり人間が戦いの主役の時代は「気持ち」が大きな位置を占めていたようでして、信たちの戦いは結果的には何の武功も挙げられなかったにせよ、負け戦の中では貴重な「勝利」を上手く利用しておりました。
戦が全て終わった後で政治家が利用するのと、まだ戦いが続く中「現場」で利用するのでは意味合いが全く違うので、さすがあの歳まで生き抜いてきただけあって「もう将軍」は戦上手ではないかもしれませんが、人心掌握に長けた名将だったようでございます。
もちろん人心掌握だけで一軍の将になれる訳はなく、有能な戦の実務を担当する二人の副将を従えていたからだったようで、…あんなにクセのある将軍をよく二人も御していたもので、その意味でも「もう将軍」は有能なのでしょう。
魏国の介子坊に届けられた袋の中身ですが、てっきり「首」だと思って視聴していたのですが実は「目玉」だったようで、…そりゃあ敵兵も怖がるよなぁ。
当然視聴者に見せるわけにはいかないでしょうけど、せめて台詞で「なんだったのか」は教えていただきたかった。だって「首」と「眼」じゃ桓騎の恐ろしさのレベルが違いますからねぇ。
策士策に溺れるの典型的なお話で玄峰戦死。
まぁ玄峰も行儀の良い将軍相手なら無敵だったのかもしれませんが、相手が将軍とは名ばかりの「盗賊」だったことを見抜けなかったことが彼の敗因でしたね。
廉頗将軍の四天王の一角が崩れまして、戦は混戦模様でございます。