団地ともお 第27話『ヒマをもてあましまくるともお/たーんとお食べともお』

Aパートは市民の日で学校が休みになったともおが暇を持て余して色んな事を考えたお話。
その大半がどうでもいい内容だったわけですが、去っていった大月くんに聞いた「6棟の壁に浮かぶ人の顔」を探す作業は実りがございましたね、今のともおには分からなくても、です。
探すことそのものには意味はなくても、それを通して大月くんとの交流を再確認できたわけでございまして、何事もなければ消えてしまった記憶を心のノート(@デニール・ヤング)に書き留める事が出来たのですから。
人間どうでもいい事を考える「ヒマ」な時間をたまには作るべきなんでしょうね。
Bパートは久々登場のカラスの目を通して子育てを語るお話。
動物の「時間」からすれば人間が子育てに使う時間の長さは異常なのかもしれないと描いておいて、でもその時間があるから親子の深い愛情を育む事ができるのだと逆説的に描いていたような気が致しました、…そんな内容だったかなぁ(笑)
当たり前に思えて普段意識しない事でも視点を変えることで貴重でなにものにも代えがたいものなのだと教えてくれたエピソードでございました。