団地ともお 第18話『お前は時代に流されていけともお/幼なじみは元気かいともお』

Aパートは団地内の流行に乗り遅れた根津くんと、ひそかに流行を発信している青戸さんの話でございまして、…まぁ子供の関心なんてこんなものだ(笑)
根津くんはワンテンポ遅れてしまいますが、銭湯好きだっていつかは流行になるかもしれませんから、そのままの君でいて(笑)
Bパートは昔一緒に遊んでいた君子とともおの幼なじみゆりちゃんのお話。
…ダメだ、モニターが涙で見えない。
交通事故で4年間意識の戻らなかったゆりが団地に戻ってきてともおと遊んでいたのですが、その時ゆりはもう帰らぬ人となっていた、といったお盆時期には定番なお話だったのですが、おっさん子供が死んでしまうお話に弱くなってしまいましてねぇ。
やりたいことがまだ山のようにあって、でもそれは決して叶わないでは救いがないじゃないですか。まして子供はやりたいこと自体見つかっていないわけで、そうした無念さに切なくなってしまうのでございます、…創作なんですけどね。
幽霊となって帰ってきて、幼なじみの君子とともおとお別れができたからいいじゃないかじゃなくて、創作なんだから元気にしてやれと憤ってしまうのは歳の所為なんでしょうねぇ。
最後の君子との別れを台詞も無し、過度な演出も無しで処理したのは見事でございまして、だからこそ一層この話の切なさが胸に迫ったまいりました。…スタッフは優秀だなぁ。