ステラ女学院高等科C3部 Game3『敵弾ハ、魂マデモ砕カンヤ?』

ゆらが初めて高校生サバゲー大会に参加、先輩たちの活躍で決勝まで進むが対戦相手は一度も勝ったことのない明星女学院。作戦を立てて臨んだが裏をかかれて先輩たちは全員退場、一人残ったゆらは、というお話。
自分を変えよう、変わらなければと考えたゆらがサバゲー部に入ることで「変わった」ように見せて、以降様々なことに直面しながら少しずつ変わって行く様を見せて行くのかと考えておりましたが、その前にもう一段壁があるんだよ、と。
確かにあらゆることは楽しいことだけではなく苦しいこともあるわけで、楽しいことだけ享受して苦しいことからは逃げるというのは違いますね。と申しますか苦しいことも「楽しさ」のスパイスですし、だからこそ本当に好きになれる。
個人だけのことであれば楽しさだけ追及して苦しいことを回避しても非難される筋合いはございませんが、ゆらは人と向き合いたくて部に参加したのですから仲間とともに苦しさも分かち合わないとならないのでございます。
本当に人と向き合うと云う事は「苦(にが)さ」込みであり、今回のエピソードはそのことをゆらが知ったエピソードでございましたでしょうか。
ここまで何かあるとゆらに髪を弄らさせていて、髪を切ったことで逃げ場を自ら断った事を表現していたのは上手かったですし、細かい部分の描き方は気に入っております。
であるからこそ作画には頑張って頂きたいなぁ(笑)