惡の花 第11回

家出騒動から一月後、仲村は高男と距離を置き、佐伯とは高男の方から離れて行って、というお話。
挫折を知り自分を見つめ直すという作業は誰もが成長過程で経験することでございますし、そこを経るからこそ大人へ至ると考えております。
そこで挫折する事を恐れるあまり自分の殻の中に閉じこもってしまいますと「厨二病」を患ってしまうのでしょうし、高男はその境界線に立っているのかもしれません。
しかしですね、「仲村さんには俺がいないと」と考えるのは大いなる勘違いに見えまして、多分彼女は高男なんかいなくても一人立ちできる人間なんじゃないかと。同時に「佐伯さんには俺なんかいなくても」と考えるのも間違いで、それを決めるのも佐伯さんの方でしょう。
これについては「厨二」ではなく男の勘違いとしか見えませんでしたよ(笑)
さて、自分勝手な考えで仲村に付いて行こうとしているようですが、手酷い仕打ちが待ち構えているような気が(笑) 残り2話ですか、どういう結末が待っているんでしょうねぇ。