やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 第11話『そして、それぞれの舞台の幕が上がり、祭りは最高にフェスティバっている。』

文化祭の副実行委員として頑張り過ぎて雪乃が学校を休み、八幡と結衣はお見舞いに。仕事が一部の人間に偏る現状を打破しようと委員会で八幡は、というお話。
本音を言える八幡はカッコイイと思うんだけどなぁ、言い方が悪いのか?
確かに場の空気は読んでおりませんし、発言内容がネガティヴ過ぎるという欠点はあるのですが、実は誰もが(もっとも葉山のような常に前向きな思考回路の持ち主は除外w)心の中で考えている本音を口に出しているだけなのにねぇ。
問題なのは逃げ場が無い正論なのかもしれません。…正論は言い過ぎかもしれませんが、少なくとも間違った事は言ってない。だから八幡を否定しようとすれば本心とは違う建て前を述べるしかなく、それは自分に嘘を吐いているという罪悪感を覚えさせるから嫌われるのかもしれませんね。
周囲に嫌われる事を言い八幡本人もそうした周囲に対して壁を作ってはいるけれど、嫌々なのでしょうけど任された仕事はキチンとこなしておりまして、一体世間は彼のどこを見ているのかと悲しくなってまいりました(笑)
まぁ八幡自身が既に達観しておりまして上っ面の友情や理解などまっぴら御免のようですので、こうした距離こそ彼にとっては望ましいのかもしれませんが。「こっちから近づく」と宣言する結衣のような人間だけが八幡と付き合えるのかもしれませんね。
対照的に社交的ではあっても責任感が欠如気味の南は孤独に押し潰されそうでございましたが、責任を果たせない自分を自覚している点で彼女も無神経な人間ではないのでしょう。…八幡が救ってあげる理由は微塵もありませんけどね。