やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 第7話『ともあれ、夏休みなのに休めないのは何かおかしい。』

八幡が夏休みに奉仕部の合宿として平塚に小学生のキャンプのお手伝いをさせられることになったが、そこに鶴見留美という「ボッチ」の女の子を見つけて、というお話。
八幡のように「ボッチ」であることを受け入れてその境遇を楽しめるまでの心境に至れば問題はない(もっとも本当に八幡が「ボッチ」を受け入れているのかどうかは不明なのですが)のかもしれませんが、留美ちゃんの場合は仲間外れの果ての「ボッチ」でございますし、彼女自身受け入れている訳ではなさそうなので問題ですね。
ところで「孤独」であることが不幸であるかのように描かれる場合が多いのですが、そういった風潮には異を唱えます。ひとりや孤独ってのは煩わしい人間関係から解き放たれた素敵な事でございまして、その孤独の中で様々な思索を巡らしたことがある人には理解して頂けるのではないかと。
もっともおっさんもそういった考え方は少数派であることは自覚しておりますが(笑)
さて留美ちゃん。
彼女は八幡と違ってまだ「孤独」を完全に受け入れている訳ではなさそうなので後戻りは可能。対処法としては八幡の言動の正反対を行えば上手く行くと思いますが、それをするためには高いスキル(交渉術とか処世術とか)を求められるわけで、小学生には難しいかも。
でも少なくとも葉山くんのようにその立場に立ったことのない人間では助言も難しいでしょうから、ここは「ボッチ」の先輩として八幡が男を見せなければなりませんね。
と云う事で珍しく次回へ続きます。