カーニヴァル 第7譜『「マーメイドの溜息」と三人の騎士』

「家族」を喪って沈むガレキを慰めようと「パレード」に誘うナイたちだったが、同じ頃故障して脱走した1組のウサギが暴走して、というお話。
本筋から離れたこういったお話の方が楽しめるのは単に好みの問題なのでしょうけど、カフカとサーカスの対立があまり魅力的に描かれていない処にも問題があるのではと、おっさんは考えてしまうのでした。
本来この対立を縦軸に据え毎回描きながら、横軸としてガレキやナイの内面を見せて下されば観ている方とすれば物語を「追い易く」なると考えるのですが、肝心のカフカとサーカスの対立が細切れで印象が薄すぎるのでございます。
一方で上で書いた通り、サーカス内部を描いたお話は楽しめるのですから各キャラは立っていると思いまして、見せ方にもうひとつ工夫が欲しいような。
もう7話なのかそれともまだ7話なのかは今後の展開次第でございますが、ナイがカロクのところまでたどり着けるのか実に微妙でございます。