銀河へキックオフ!! 第13話『悪魔退治』

地区予選準々決勝、桃山プレデターは全員が格闘技経験者(あれ?こんな設定最近観ましたねw)小林蹴球団と対戦。体力に任せて押してくる相手に苦戦するが、敵はもう一人いた!というお話。
こういう作品で批判性を持ったエピソードを作るNHKと制作者に惚れる(笑) これ、単にサッカーものであればあの審判が敵チームに買収されていて、といった展開の方がカタルシスを作るのは簡単なのですが、そうしなかったところが真面目だなぁ、と。
少年サッカー(に限らず少年スポーツ全般ですが)は「育成」が主目的で当然と考えております。あまり勝負にこだわり過ぎますとエリート主義に陥ってしまい、その時点で下手な子供はチーム編成から除外されてしまう可能性がありまして、それですと取り残された子供たちは上手くなる機会を奪われてしまい、以後サッカーが嫌いになってしまうかもしれません。
同時に上手くなりたい、強くなりたい、負けたくないといった心の育成も必要な事でございまして、その心が一番鍛えられるのが「試合」でございしょう。
でも試合に出る事ができるのは上手い選手ばかりで、という永遠のジレンマの解決が少年スポーツ全般の課題なのかもしれません。
さて本作日においての三つ子。
確かに生意気ではございますし我儘な処もございますがサッカーが好きな事はこれまでの描かれかたで分かりますし、チームメイトを大事にしている(玲華の練習にも付き合っていましたし)ことも描かれておりました。
彼らに問題があるとすれば子供らしくない勝利への執着心だけでございまして、しかしそれは心と体両方の成長に不可欠な要素でございまして、もし問題があるとするならそれを注意するのはひげもじゃの役目でございます(笑)
もう少し譲っても試合態度を諌めるの勝ちゃんの役目でございまして、間違っても審判の仕事ではございません。
「フェアじゃないのはどっち?」と聞いた勝ちゃんに、大人の在り様を描いておりました。…まあ三つ子は一度締めないとダメかもしれませんが(笑)
ゴンザレスと多義が登場しておりましたが、この二人はいつになったらプレデターに参加するんでしょうね?もう1クール消化したのに…。
そして1クール消化しても玲華ちゃんは痩せませんでした!!