モーレツ宇宙海賊 SAILING 11『閃光の彷徨者(ワンダラー)』

「黄金の幽霊船」はかつてセレニティの人々を運んでいた恒星間移民船だった。そしてその船を巡ってセレニティの王家の姉と妹は対立していた、というお話。
お話といたしましては「王家の内紛」と「先祖のお宝」という古式ゆかしき物語でございますが、人の営みは大昔も遠い未来も何も変わらない(と考えております)のですから、目新しさなんかなくとも問題はございません。
状況ではなく、その時人はどう考えてどう行動するかを描くのが物語でございまして、その作品の登場人物たちが見せるそこにオリジナリティというものが存在するのではないでしょうか。
今回は弁天丸が嵐(?)の中で敵と対峙しながらも黄金の幽霊船に取り付くまでが全て。
ブリッジのクルーの度胸と腕の良さが描かれておりまして満足いたしました。途中艦内の一般海賊(?)の様子も描かれておりましたが、彼らと茉莉香の付き合いなんかがもっと見たいので何とかして頂きたい(笑)
宇宙空間で重力波を受けるシーンなどを観ておりますとCGの威力というものを感じさせられます。ただやはり「重さ」というものが足りていないような気もしたのですが。
宇宙空間で「重さ」に意味があるのかどうかはともかくといたしまして、心理的に「重さ」というものは重要だなぁと感じた次第でございます。
次回白兵戦?