へうげもの 第四話『カインド・オブ・ブラック』

宗易怖いよ宗易
なるほど宗易の野望と秀吉の野望がここから一つになるという訳なのですね。その象徴として黒い茶碗に凝縮されていたと。
解釈にときましては先週の感想で書きましたので、ここはもう展開される陰謀を眺めているしかないのですが、色のついたアニメでこれほど「黒」を「黒く」表現する監督の手腕に感心いたしました。
上で書きました通り、黒い宗易の怖さが如実に表現されておりまして、何と書けばいいのでしょうか、黒以上の黒さが迫ってきたと申しましょうか。それ以前の「馬揃え」のカラフルさが一層黒さを浮き上がらせる効果があった訳ですね、納得。
絵のレベルで言いますとそれほど高品質ではないと思うのですが、「見せ方」がそれを気にさせない、邪魔にならないという不思議な作品でございます。…楽しいなぁ(笑)