こばと。第十八話『・・・木枯らしのぬくもり。』

 タイトルに偽りありですねぇ・・・、どこに「ぬくもり」があったのかと小一時間(ry
 いよいよ「よもぎ保育園」に最大の危機が迫ってきたようです。それと同時に小鳩自身のタイムリミットも迫ってくるという二段構成。いえ、それに加えて堂本の突然の告白がっ!・・・こちらは完全にスルーされておりましたからどうでもいいか(笑)
 今日の今日まで気がつかなかったのですが、この作品は「股旅もの」の構成を取っているのかもしれません。「股旅もの」は狭義(と申しますか、普通は)では「アウトローの世界にいる者の物語」でしょうが、広義において、例えば「シェーン」のように「ふらりと訪れた旅人が、訪れた地の揉め事や厄介事を片付け、そしてまた何処へと旅だって行く」といったプロットを持った作品もこの範疇の作品かと。
 その意味では「小鳩がどこから来たのか」「小鳩がどこへ行くのか」は本作では問題ではありません(多分)。「ここで何をするのか(したのか)」だけがこの物語の全てなのでしょう。そういたしますと、この「よもぎ保育園」をめぐる問題こそが本作の最大の見せ場だと思うのですが、・・・少し盛り上がりに欠けているかなぁ。
 厳密に言えば、小鳩自身が「ある目的」を持って旅をしておりますから、最終的にそちらにお話が収束する可能性もございますし、そもそも小鳩がこの揉め事を(自力で)解決できるのかは分かりませんから、現状で「股旅もの」と書くのは気が引けたりするのですが、まあ「今日観た感想」といたしましては「誤解も楽し」ということで(笑)
 さて、以前も書いたような記憶がございますが(「読み返せ!」という話なんですがね)、ここから先どのようにして「よもぎ保育園」を救うのかが私の最大の関心事でございます。安易な解決法をとるのか、それとも厳しい現実を見せつけるのか。さて、どうなりますやら。
 どちらに行こうと納得さえさせていただければ拍手喝さいする準備は整っております。