タイタニア 第18話『監獄衛星クロノス』

 監獄に収監されたファンは囚人仲間にいじめられ、ファンを八つ裂きにしたいザーリッシュはエスタールの大統領と政治的駆け引きに忙しく、ファンの仲間たちは奪還作戦を計画する…というお話。前回気になった事(細部の描写がこの作品の時代に相応しくないところが見られること)を引きずっていて、どうも集中できません(笑) 個人的な問題なのですが。
 今回は内容については特に感想がありませんでしたので、ここまで…、でもよろしいのでしょうが、別な事を少し。
 次週は特別編成のため(多分「アニメ夜話」だと思います)お休みで、その次の週からは2本立てのようでございます。年度末で4月からは放送枠自体が日曜日に移動、それに合わせて新作が2本放送(「グイン・サーガ」と「花咲ける青少年」)されますので、それまでに本作を終了させるつもりのようです。
 まあ、そうした扱いを見ますと本作の冷遇っぷりも分かろうというもので、とても「2期」などはありそうもございません。原作自体が作者に放り投げられた状態ですから中途半端に終わる事は当初より予想されましたが、どうやら「俺たちの闘いはこれからだ」エンドになりそうでございます。
 どういった思惑で本作をアニメにしようと思ったのかは門外漢にとっては永遠の謎ですが、そろそろ連載途中の作品の「販促」としてのアニメ化や、未完作品のアニメ化は止められた方がよろしい時期に差し掛かっているような気がしてまいりました。
 作品として(どのような結末であっても)きちんと終わらせる自信があるのでしたらこの限りではございませんが、なにか本作の結末に暗雲が垂れ込めて来たような予感がしております。