タイタニア 第17話『高すぎた身代金』

 ファン自身を差し出すことでタイタニアから反タイタニアの軍資金を調達しようという虫のいい思惑が半分くらい成功したお話。結局ファンは虜の身になってしまいました、ダメですね(笑)
 お話全体の流れは楽しく視聴できるのでこれはこれで問題ないのですが、真剣に視聴しておりますと細部が気になってしかたがありません。画面が綺麗なことを除きますと「昭和のアニメかっ!」と心の叫びが(笑) 単に絵の崩れの事ではなくて、今回ですとファンを縛ったロープが「荒縄」にしか見えません、この時代なのに…。こういうところは「スルー」するのが精神衛生上宜しいのでしょうが、気になってしまうといけませんね。
 脚本もそうした部分が目に付きまして、ファンたちがタイタニアに取り囲まれて絶体絶命の場面。あの場面の切り抜け方がミランダ姫の単独行動とはどうしたものでしょう、私はあそこでミランダ姫の最後を予感したものでしたが、全く逆の展開に唖然といたしました。
 あの行動で問題を解決する事を正当化するのでしたら最低限の下準備(伏線。例えばミランダは超人だった、とか(笑))が必要だったと思います。もう一度記しておきますが全体としては楽しめるけれど、各話のレベルはばらつきが大き過ぎるようでございます。
 で次週は監獄編のようですが、残り話数で物語の結末はありえないような気がしてまいりました。NHKですから半年休養で2期目があるのかもしれません。う〜ん…。