テイルズ オブ ジ アビス♯17『崩壊の序曲』

　大陸降下作戦を実行しながら各人の思惑を描いたお話し。作中の「専門用語」には慣れません（というより憶える気がない）が、まあ支障はないので気にしない事に致します(笑)
　結構な数の登場人物がいて、その人物たちが代わる代わりに前に出てきて其々の出自や悩み・目的を語ったり行動したりしていながらそれでいながら「見にくくない」というのは大したものだと感心しております。これは「軸」としてのルークの存在感が確かだからというのではなく、作り手がルークの存在を忘れない、作り手の「軸」がぶれていない証左でございましょう。
　ただしこの場合「作り手」が原作のゲーム世界を作り出したスタッフの力だったかもしれません（ゲーム未プレイなので判断がつきません）から、単純にアニメスタッフを指せないことが残念なことでございます。もっともアニメ作品として整理したのはあくまでもアニメスタッフですから、その力量を疑うものではございません。
　ＲＰＧの宿命、と書くのは大げさですがルークたちに立ち止まる事は許されません。外殻崩壊を止められるのか？　次回が正念場…って、アレ？　まだ9回分残っているんですよね(笑)