BSアニメ夜話 第11弾 第1夜「電脳コイル」

 「BSマンガ夜話」はほとんど視聴しているのですが、「BSアニメ夜話」はあまり観ることがありません。アニメ好きなのにおかしなものです。理由は分かっていて、マンガの場合番組内で語られる作品が手元にある場合が多かったり、手元に無い場合でも読んでいるか、もしくは翌日にでも購入可能な上、検証作業に時間がかからないことが大きな理由でございます。
 一方アニメの場合そう簡単にはまいりません。公式ページココに過去の放送作品が挙げられておりますが、知らない作品はございませんが、今回を含めて全38作品中観ていない作品が8作品、観ていても記憶があやふやな作品も多かったりいたします。代表的なものでは「うる星やつら」で多分全話視聴しているはずなのですが、話数が多すぎてはっきり憶えているものなど全体の半分もないといった体たらくでございます。
 アニメとマンガの大きな違いのひとつが見返す際の時間でございまして、マンガであれば50巻あっても半日かけずに読み返す(あくまでも読み返すだけですが)自信はありますが、アニメの場合半年のシリーズものでも約11時間テレビの前に張り付いていないといけませんから正直これは無理だと思います。
 「時間は同じくらいじゃねーか」と突っ込まれそうですが、マンガの場合自分のペースで空き時間を利用しながらでも読めるのに対してアニメはそうはいきませんから大変です。学生時代なら問題なかったと思うのですが、もう体力的に長時間集中するのは・・・。
 そして一番問題になるのが「ソース」の問題です。古い作品の場合レンタルするのも難しいですし、入手するといっても潤沢にお小遣いを貰っていない身といたしましては購入という手段も辛いのです。できればNHKに取り上げる作品を直前に放送してから「夜話」をして欲しいものです。実際「あしたのジョー」や「鉄腕アトム」ではそうした編成でしたし、やれないことはないのではとも思うのですが。
 結局記憶に頼る以外方法がない一視聴者といたしましては、この番組を観てある種の悔しさを感じるのも癪ですから避ける場合の方が多かったりするのですが、今回のラインアップはどれも新しい作品ばかりで記憶に残っておりましたので視聴したいと思っております。
 で、今夜は「電脳コイル」でした。平松さんのお話も面白かったのですが、折角ですから磯監督も呼んで演出意図などのお話を聞きたかった。というか主要スタッフと岡田さんだけの夜話の方が面白い話が聞けたのでは! たまにはそういう構成で番組作ってくれないかと淡い期待がございます。「濃すぎる」内容になりそうですが、この番組観るような人間は全員濃い人なんですから問題なんてございません。
 明日は「ガンバの冒険」で、ゲストは神山健治さんと椛島義夫さんですか(他にもいますが、このお二人のお話だけ聞ければ満足)。出崎監督にご出演していただきたかった・・・。