テレパシー少女 蘭『蘭、跳ぶ! 〜ねらわれた街〜』

 某掲示板(2のつくところではありません)でこの作品に「電脳コイルが26回かかってやったことを3回で終わらせた!」というコメントが書き込まれていまして、思わず吹き出してしまいました(笑) しかしそれで納得したこともありました。どうやら私は作品の方向性が違うのに無意識に前番組に引きずられていたようでございます。いけませんね、反省、反省・・・。
 「コイル」は心の内側に思いを巡らせた作りが主になっていましたが、本作はその辺は最低限の「押さえ」程度ですませて、蘭と翠の友情や留衣との淡い恋心を縦軸に、その彼らの身に降りかかる様々な事件を横軸で展開する由緒正しいジュブナイルでございました。・・・そう考えますとこの作品も私は対象外でございますね。
 ただこの最初の3回は3人の立ち居地の紹介編でしょうし、高畑くん(エスパー魔美)を思わせる兄の言動は「お決まり」とはいえ少し面白い存在で、このキャラが生きてくると次回からのお話が「ワクワク・ドキドキ」と心躍る展開にならないとも限りませんので、もう少しお付き合いしたいと考えております。
宿題
 珍しく先週のエントリーにコメントを付けていただき、返答とも呼べないものを書いたんですが、その後色々考えてみました。が、気の利いたことは思い浮かびませんでした(笑) こちらが現場のことを何も知らない上に、そもそもTV局の担当P(プロデューサーの略)の人となりすらも分からない以上憶測で書くことは憚られます。
 好きでアニメ担当になったのか、たまたま人事でこの部署にまわされたのか、アニメは好きなのか嫌いなのか、などどれに当てはまるかで印象は全然違います。・・・でもTV局のPですからアニメ好きである必要はないかもしれません。求められるのは「管理能力」でしょうし。いや、違うのかな?好きで管理能力があったほうが「有能」なのでしょうか?
 「金は出しても口は出さない」Pが制作サイドの受けは良いでしょうが、野放図にさせたら収拾がつかないでしょうし・・・、難しいお話でございます。Pのやる気は外側にいる私などには到底知りうる術もございませんから、考えるだけ無駄だったようでございます(笑) 再提出ものでございますね。