コードギアス反逆のルルーシュR2『過去 から の 刺客』

 シャーリー退場。この展開は予想できませんでした。この娘の存在はルルーシュルルーシュであるための「要」だったと思っていましたので、彼女の存在が消えてしまった事でルルーシュを日常(フィクションでこの言い方はないかもしれませんが、作中の日常という意味でご理解ください)に引き止めておく枷が外れてしまいました。残り話数が少なくなってまいりましたから、そろそろ収拾を付け始めたのかもしれませんが、今回のシャーリーの退場でルルーシュは帰る場所を失い、今後はゼロとしての壮絶な生き方しかできなくなるのかもしれません。・・・これで全てをその手に収めて「高笑い」エンディングの目は無くなってしまったようでございます、少し残念。
 天敵とも思われた「ジュレミア伯爵」がルルーシュの仲間になりましたが、これを素直に信じて良いのかどうか・・・。このスタッフですともう一ひねりありそうで怖いです(笑) それとシャーリーを殺した人物の謎。状況から見ればロロが犯人だと思うのですが、直接描写がないのでこれも判断の難しいところです。描かなくともよい場合もありますし、その事によって別の効果が生まれる場合もありますから単に演出上の問題であるならば良いのですが、上記と同じ理由で「描かなかったことになにか別の理由があるのでは?」とこちらが深読みしてしまう作りでございますから困ります。いや、楽しいの間違いですね(笑)
今週のルルーシュくん
 先週の「天国」から一転「地獄」に叩き込まれました。でも上でも書きましたがシャーリーが退場しましたので、今後人間らしさを見せる対象はナナリーだけになりました。これで大手を振って「ひとでなし路線」を突き進むことができるわけでございます。・・・やはり復讐は虚しい結果しかもたらさないのでしょうか?さすがに同情してしまいましたので、今週はここまででございます。