終末のイゼッタ 第11話『フィーネ』

命を狙われたベルクマンはエイルシュタットへ魔女ゾフィーの情報をもたらして、というお話。
ベルクマンのそれは裏切りというより生き残るためにはそれ以外の選択がなかったからで、そこまで追い詰めた皇帝のミスでしょうね。
いや、皇帝からすれば小者と侮って当然でしょうから、まさか窮鼠に噛みつかれるとは想像していなかったのか。
イゼッタとフィーネの美しい夜間飛行。
ゾフィーにもフィーネのような理解者でそばに居てくれたのならこんな悲劇は起こり得なかったのにと悲しい気持ちにさせられました。
同時にこの美しさがこれから起こるであろう悲劇を彩ってしまうのかと考えますと、こちらの生き方をしても悲しさはつきまとうと示唆されているようでございます。
誰が生き残っても今度は「悲劇」として正しく伝えなくてはならいようでございます。