舟を編む 第10話『矜持』

掲載抜けの単語が見つかり馬締は全ての単語のチェックをすることに、というお話。
タケさんが鬼籍に入りトラさんはトラオに代替わりしているところ(あと西岡の薬指にも結婚指輪が!w)に時の移ろいを語らないで見せられまして、相変わらず上手いなぁ。
そして24万語の再チェックでございますが、こんな地味な内容でも馬締以下担当者とアルバイトの「戦っている」が感じられました。大げさに叫ぶばかりが戦いじゃございませんからね。
文章の校正作業を大昔にしたことがあるのですが、人間不思議なもので書かれていない文字でも「ある」と脳が勘違いしたり、誤字も同様。何度チェックしても誤字脱字はなくなりませんでしたが、…辞書にそれは通用しないでしょうねぇ。
これでようやく完成が見えましたが、さて松本先生は完成した大渡海を手にすることが出来るのでしょうか。最終回の見どころでございます。