亜人 #16『俺はいつだって怖い』

自分のIBMをコントロール出来ず悩む圭に周囲の大人が的確な忠告をしてくれたお話。
圭のようになまじ頭が良いと周囲が馬鹿に見えてしまい、尚更周囲と隔絶してしまうのでしょうけど、そもそも亜人自体が世界から隔絶された存在なので彼の孤独は誰にも理解されないことは想像に難くありません。
本来は敵であるはずの平沢さんですが、伊達に歳を重ねていないということですね。不安定な圭の心中を見透かす辺りは本作の良心かと(笑)
「頭の出来は年功序列じゃない」ですか、それを受け入れられるのも経験を重ねた大人故ですよねぇ。
多少は救われたようでIBMの使い熟しに光明が見え始めたようですが、佐藤は待ってくれませんから完全に飼い慣らしている猶予はなしと。
さてこのエピソードを経ても圭は「その時」非情になれるのか、そしてそうなった時圭はまた孤独になってしまうのか。見ものでございます。