コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜 THE LAST SONG 第16話『花咲く町に君の名を呼ぶ』

冬季国際スポーツGP札幌大会を舞台にしたお話。脚本は「中島かずき」さん。
言わずと知れた日の丸飛行隊がモチーフとなっていたようでございますが、それに絡めて自然破壊と申しましょうか、「ありえないもの」を排除して行く日本人を描いておりましたね。
神様や妖怪を信じるか信じないかは個人の自由でございますが、信仰とは別問題として私たちは物質的な豊かさを追い求める過程で「ありえないもの」を許容する心の豊かさを失ったのかもしれません。
とは言え今更後戻りが出来るとも思えませんし、貧しい時代をかろうじて知っている世代と致しましては戻りたいとも考えてはおりません。
物質的な豊かさか精神的な豊かさか。どちらを選ぶのかはこの番組を見ているような若い方々が選択する事でしょうし、もしかするとどちらの豊かさも両立させる道があるのかもしれませんね。
消えてしまったものは取り戻せない事もございますが、なに、神様やもののけの類は大昔の人が生み出したものでございますから、心に余裕さえ生まれれば形を変えて生まれ変われる。
おじさんはそう信じております。
次回は辻真先先生再登場回。楽しみでございます。