ハルチカ〜ハルタとチカは青春する〜 #12『共鳴トライアングル』

草壁先生にスカウトがやって来て、というお話。
殆ど吹奏楽のシーンがない異色の吹奏楽アニメ(笑)でございましたが、以前も書いた通りこの作品は吹奏楽という部活うあ日常のちょっとした「不思議」を含んだ青春物語でございますので、当該シーンが少なかろうが問題はございませんね。
肝心の推理パートでございますが、今回も草壁先生の謎は全容解明とまでは行きませんでしたが、これは他のエピソードも似たようなものだったかと。
考えてみれば表面的な謎は明らかにすることは出来ても、その謎の根本は当人だけのものでございまして、門外漢のハルタやチカが立ち入ってもいいものではないのでしょう。
作者さんや制作者サイドはそこに気を使って物語を作っているのでしょうね。
学生が主人公の推理ものはこういった些細な謎が好ましく、だからこそ完全解決には至らずモヤモヤしたものが残ったりもするのですが、その中途半端さがまた青春らしくて好ましく感じられました。
さて新部長も決まりましたし、悔しさも覚えたと。
であれば彼ら彼女らの高校生活の後半戦も見せていただきたいものでございまして、その時はきっと来る!と信じたいと思います。