僕だけがいない街 第十一話『未来』

あれから一五年眠り続けた悟が奇跡的に目覚めて止まった時が動き始めて、というお話。
聖書には「追われてもいないのに」という言葉がございますが、あの時点で八代は姿を消して悟から遠く離れてしまえば以後何事も無く暮らせてのでしょうけど、それが出来なく観察しようとしたのは何故なのでしょうね。
いえ、そういった行動を選択するしかないから八代という人間なのでしょう。
最後の対決の時来る、でございます。
加代。
本来であれば死んでいた加代と広美の二人が結婚し子供を授かったのは悟のお陰でございますし、彼にとって犠牲の多い選択ではございましたが十分報われたのではないでしょうか。
でもまだ彼自身の幸せは掴んでおりませんし、この後に悟の幸せが待っていなければおじさん本気で怒っちゃいますからね!(笑)
この枠としては珍しくもう一話ございます。