ヤング ブラック・ジャック 第8話『苦痛なき革命 その2』

そうか、変に政治的主張を作品に投影しようとするから散漫に感じてしまうのか。
ブラックジャックはあくまで病気を治す医者のお話で、社会批判や政治批判はその味付けに過ぎないと考えておりまして、いやそれはそれで結構なのですがあくまで医者のお話が本分ではないかと。
もっとも本作は手塚先生の創りだしたブラックジャックの青春を描くことが目的であり、彼が私達の知っているブラックジャックに如何にして成長したのかを描くのであればその時代の社会批判は避けて通れないのかもしれませんね。
そういった背景があって彼は彼になったのだと。
その意味でも徹頭徹尾黒男の視点が必要のような気がしております。