干物妹!うまるちゃん 第12話『うまるとみんな』

うまるたちが江ノ島に行ったお話。
いくらうまるのお願いだからといって300万もする(諸経費やオプション入れると400万オーバーなんだよなぁw)車を買おうとする大平に呆れましたが、うまるもペーパードライバーの怖さを知ってようでボンバの車でお出かけって、あれ?趣旨が変わったような(笑)
切絵とボンバ、こまるに対する認識などこの最終回でも謎は謎のままになりましたが、まあそれを言い出すと大平の家の話も放置されておりましたので、この曖昧さで問題はないのかもしれません。
シリーズ終了。
相変わらず太田雅彦監督は手堅い作品を見せてくれまして、信者(笑)としては嬉しい限りでございます。
この「限定された空間で展開されるお話」を成功させるのに必要なのは登場人物たちの魅力と彼らに対する作り手の愛情と考えておりまして、太田一家の作品は常にキャラの魅力を最大限に引き出し、視点が終始彼らに寄り添っている点が素晴らしい。
一言で言えばキャラが「生き生きとしている」ということなのですが、これが案外難しいことは数多の作品が証明しておりまして、その点私が観ている太田監督の作品の殆どは失敗しておりませんで、…だから信者になっちゃんたんですけどね。
太田監督作品のもう一つの特徴は「動く」事なのですが、これは毎回予算の関係上最低限に抑えられているようで残念でございます。もっとも最低限だからこそ動いている部分が目立つのかもしれませんが。
原作は続いておりますが監督のこれまでを考えますとシリーズの続編は多分ないでしょうね。安定した続きより新作での挑戦が監督の生き様(笑)のようでございますから。
太田監督にも早い段階での新作を期待しております。