監獄学園プリズンスクール 第12話『グッドモーニング・プリズン』

キヨシたちが起死回生の一手でDTOの存在を暴き自由を手にしたお話。
こういったトリックはしっかり作りこんでおりまして侮れない作品でございます、道中は無茶苦茶なのですけどね(笑)
聞いた話では「メデューサ」の件で水島監督がテレビ局の人から怒られたそうですが、そうなることは簡単に想像出来たはずなのにあえて踏み込む監督の覚悟と申しますか「茶目っ気」に拍手を。
怒られるのが怖くて監督なんてやってられませんからね!(笑)
キヨシたちは自由を手に入れましたが、今度は裏生徒会が収監。そういえば表に対しての裏なのですから、これまで表の存在が描かれなかった方が奇異だったのですね。
ここまでは脱獄話でしたがこれからは権力闘争なのでしょうか? …水島監督の忙しさからして2期はないと確信しているのですが、あえてこの終わり方を用意する監督の悪意を感じずにはおられません(笑)
と云う事で最終回。
お色気満載と云うよりもエログロといった方が正しい内容でございましたが、それに嫌悪感を抱かせなかったのは監督以下スタッフの力量故でございますね。
性的な表現も笑いに転化させてしまう。水島監督のコメディ作家としての面目躍如な作品でございました。…もちろん原作という腕をふるうに相応しい素晴らしい「素材」があったことは言うまでもないことですが。
水島努監督の次回作に期待しております。