黒子のバスケ 第74Q『お前だったんじゃねーか』

自分の弱さと向き合い立ち直った赤司はチームメイトに謝罪し勝利を目指す。コート上の全員をゾーン状態に引き上げた赤司の力によって気力も体力も奪われ始めた誠凛だったが、というお話。
万策尽きたー!
ように見えたその瞬間、懐かしい友やライバルたちの声援を受けてもう一度戦う気力を取り戻すといった本当に良いスポ根展開でございました。
赤司くんの覚醒もね、本当の支配者は自分が勝つ必要などなく、仲間の力を極限まで引き出し試合を支配すればいいのだということに思い至ったのでございましょう。
個人競技であれば自分が勝つしかございませんが、チームスポーツはそうじゃありませんからね。ここもスポ根として正しい展開でございました。
今回は終始熱い展開が続き、こちらも引きずられるように熱くなりました。この盛り上げ方は「クサイ」と言われるのかもしれませんが、クサさを照れなで描くからこそ共感を呼ぶのでございます。
ゾーンの向こう側へ突入。
一人では決して開くことの出来なかった扉は仲間となら開くことができる。…あれ?これって赤司くんがしていることと同じなんじゃ(笑)
それでも立ちふさがる赤司を火神と黒子はどう打ち破るのか、全ては次回最終回で!