マジンボーン 第46話『変わらない強さ』

レボルトの真の目的が明らかになり、アントニオが木の魔神と合体したお話。
神の呪縛から逃れようとするためといったレボルトの考えは理解できるのですが、そのやり方は独善的でありもう少し他の方法がなかったかと。
合議制の評議会では現状を変えることはできないと考えたのでしょうし、多分それは正しい。でも彼の考える世界が実現しても自由からは程遠い世界しか作れないでしょうね。
現状を変えることに力を発揮しているレボルトと対比して、変わらない世界を護るために力を求めるアントニオが後半の見せ場として用意されておりました、良い構成です。
何でもかんでも変えれば良いと云うことはないはずで、変えてはいけないことを認識してそれを大切にすることも必要なのだというエピソードでございました。
変えようとするレボルトと変えないというアントニオ。
両方のいい所で折り合えればよろしいのですが、それが出来ないから争いは終わらないのでしょうね。