ALDNOAH.ZERO 14『異星の隣人たち』

イナホとスレイン、戦場で再会というお話。
スレインにとっては地球と火星の戦いの結末など興味はないように見えまして、全ては姫さまのためにといったところでしょうか。
その行動に揺るぎはなさそうですが、姫さまを基準にしている以上彼にとって安住の地は何処にもなさそうですし、肝心の姫さまに受け入れられる保証もないので「今の」姫さまの状態こそが理想なのかもしれません。
一方のイナホにとってこの戦いに参加している意味を考えてみますと、最初は自分や仲間の命を守るために参加しただけでございますが、抜けるチャンスはいくらでもあったでしょうし、…生死の境を彷徨った時は絶好のチャンスでしたよね?
今戦いに身をおいているのも地球のためとは考え難く、では連れ去られた姫さまのためかと考えましてもこの時点でイナホには彼女の生死は分かっておりませんので一番腑に落ちるのは復讐でしょうか。
イナホの感情表現がもう少し豊かであれば、この辺も観ているこちらにきちんと伝わってくると思うのですが、なにせ無表情キャラですからねぇ。
宇宙戦。
19ヶ月前の侵攻戦では為す術もなくやられていた地球側の火力が今回は通用しておりましたが、この間に両勢力の軍事力が如何にして縮まったかが描かれておりませんので納得がいかないままでおります。
19ヶ月あればということかもしれませんが、アルドノア自体が異文明の産物ということであればそれくらいの時間で縮められる技術ではないと思うのですが、…そのうち補足説明があるのかも知れませんね。