山賊の娘ローニャ 第13話『あわれな山賊たち』

冬が終わり春がやってきたお話。
ローニャが春が訪れた喜びを全身で表現しておりまして、この作品はそういった日々の喜びこそ描きたいのだと改めて確信いたしました。
ただですね、その表現方法は一考すべき点が多々あるように感じまして、…なんと申しましょうか表現がありきたりで目新しさに欠けているのではないかと。
「ではどうすれば」ではなく、「そんな視点もあったのか」と驚かせてくれませんと失敗じゃないのかなぁ、と。
日々の感動は誰しも経験しておりますが普段はあまり気に留めることもなく。であればそれに気づかせてくれる描写でも問題ないと考えておりますが、この作品に決定的に欠けているのはその視点かもしれません。
作画(3Dアニメでもこう書いていいのかな?)や美術は申し分ないのですから、それを使ってローニャの感じる世界の素晴らしさを見せて欲しいものでございます。