山賊の娘ローニャ 第8話『深まる森の秋』

マッティスとボルカの小競り合いが続く中、森は秋が深まって、というお話。
これといった刺激のない内容でございましたが、こういう内容も嫌いではございませんので変なドラマが入ってなくてもいいなぁ、と。
ただ今回は冬支度をもう少し丁寧かつ詳細に見せて頂きたかった。…お父ちゃんの作品ならそれこそ微に入り細を穿ちだっただろうとまたも比較してしまいました(笑)
鹿を取ってきたなら解体シーンから下準備、そうそう毛皮の処理も見せてくれたでしょうし、他にも色々と準備することはあったでしょう。そういう本編とは無関係に見える細部にこそ作品の豊かさは現れるような気がします。
秋の森。
背景は確かに美しく描かれていたのですが、その美しさで視聴者を圧倒してくれませんと「きれいな絵」止まりでしかなく…、ではどうすればというのは作り手が考えて下さい(笑)
全体として見せるべきポイントが散漫に感じられまして、ローニャたちの生活と深まりゆく森の秋だけに特化して頂きたかったですね。
さてビルクはどこへ消えたのでしょう?