寄生獣 セイの格率 stage:2『肉体の悪魔』

世界中で起きている「ミンチ殺人」の犯人がミギーのようなものに寄生された人間であることを知った新一は、自分が戦わなければと決意するのだったが、というお話。
TV局の規制基準がどこにあるのかよく分からなくなってまいりました(笑)
見せ方が上手いことは確かでして、規制のかかるような場面を巧妙に回避しているのは感心。…でも「モロ」も見せているのですから単に上手い下手という問題でもなさそうですし。
もちろん個人的には規制画面にならないことを嬉しく思っているのですが、この作品で良くて他の作品はダメってのは結局自主規制ということなのでしょうし、その程度の規制ならしなくともいいんじゃないでしょうかねぇ。
その意味で放送する日テレと製作の各社の勇気には拍手を送りたいと考えております。
いよいよ他の寄生獣との戦いが始まりまして、でも新一の正義感を否定するミギーの言葉の方が重要なのでしょうね。
「殺し方」は残酷で嫌悪すべきものなのですが、生物が生きて行くためには他者を食らうしか方法はございません、…自然の摂理ってやつですからね。そこに新一のような正義感が入り込む余地はございません。
それでも戦わなければならないとすればミギーの言うように「死にたくない」といったエゴに行き着くのではないでしょうか。
このアニメ評判は悪いようですが、原作に何の思い入れもない私のような人間には大変面白く視聴できております。