団地ともお 第62話『苦しい時には何を出すのかなともお/双子ってどっちが上なんだともお』

Aパートは集団の中で自分に気付いてもらえない吉本の苦悩(笑)話。
まあこの年頃の子供たちは自分の興味最終戦で、他人を気遣うなんて発想はそもそも無かったり致しますので吉本くんの「察しろ!」なんてのは無意味でございますね。
むしろともおたちに負けないよう自己主張しないと…、そういえば高度成長期以降に生まれた大量の子どもたちはそういう環境で育ったなぁと(笑)
でも「お前と遊べなくなるなんて嫌」と言うともおのセリフがたとえ自己中心的発想から出ていたとしても、少なくとも吉本くんは必要とされているのですからそれで十分じゃないでしょうかね。
Bパートはお互いを「姉」「兄貴」と呼び合う双子の佐山兄妹のお話。
うむ、出来過ぎる兄妹を持つ辛さはよく分かりますし、それが双子ともなれば尚更かも。
でも真雪が姉を羨んでいたとしても真理は弟のいい所をちゃんと見ていてくれて尊重しているというオチは、兄妹の余人には分からない結び付きの強さが現れておりまして温かい気持ちにさせられました。
今度は二人とも本当の「兄:「姉」になるようですが、その優しさだけは失わないで頂きたいものでございます。