マジンボーン 第22話『ドラゴンの覚醒』

クルードによって語られる真実に驚愕する翔悟、しかし翔悟は前へ進むことを決意するというお話。
この世界全ては始まりの魔神によって生み出されたという「神話」が語られまして、クルードたちは「神」の意志を受け入れて生きる道を選び、翔悟たち地球人もそうすべきと諭しておりました。
この辺は深く考えますと宗教観の違いを描いているわけなのですが、日本人が物語を作ると神との対決すら厭わないという罰当たり(笑)な展開になりますねぇ。
日本人ほど多くの神様を信仰する民族は世界中にもいないと思いますが、それでいながら最終段階においては神様より人間の意志を優先してしまうのは、根本的な部分で神様を信用していないってことなのでしょうか?
いや、最後は自分で決めるといった人間優先主義なのかもしれませんで、何もかもを他者に任せて考えることを止めるよりも、常態においては神様を敬い、しかし最終的には自分で判断する。個人的にはこちらが好ましいと考えております。
そういう人間を見ていたからこそドラゴンボーンも人間の味方をしようと考えたのではないかと。翔悟はドラゴンボーンのその判断が間違っていないことを証明しなければならないでしょう。
…うむ、壮大なお話になってまいりました。