ハイキュー!! 第16話『勝者と敗者』

インハイ予選の初戦、烏野は常波に勝利し因縁の伊達工戦へと進んだ、というお話。
負けてしまって初めて後悔するのですが、その時は手遅れというのが辛いですねぇ。
高校1年生であれば試合に出ることが出来る人間は限られておりますので、負けても後悔するほどではない。2年生でもまだ1年あると考えてしまう。そして3年生、もう後がなくなったその時に気が付くのでございます。「もっとやれる事があったのに」と。
でも後悔や挫折を感じることが出来た人間は幸せなのかもしれません。大半の人間は負けることをすんなりと受け入れてしまいますからね。
打ち込んだからこそ感じる「痛み」はこの先の人生に必ず活かすことが出来るでしょうし、それが「良き敗者」の受け取る報酬でございますから。
今回敗者を描いたのは日向たちがこの先負ける示唆であり、その時彼らが思い出すべき姿を描いていたのかもしれません。
彼らはまだ1年生でございますので敗北から得る教訓も若い彼らには糧となるのではないかと。